キドキドには、プレイリーダーと呼ばれるスタッフがいます。
プレイリーダーは、子どもが本能のままに楽しめて、
なおかつ成長に寄与するあそびを生み出す“あそびのプロ”。
プレイリーダーがいるキドキドなら、あそびの可能性がもっと広がります。
全国のキドキドにいるプレイリーダーをご紹介! 皆があそびのプロであるのはもちろん、ユニークな特技を持っていたり、子どもと遊ぶのが心から大好きだったり、楽しいことを見つけるのが得意なプレイリーダーばかりです。キドキドに来たら、ぜひ気軽に声をかけてくださいね。たくさんの親子とお会いできるのを楽しみにお待ちしています!
空哉お兄さん(くうやおにいさん)
広いPLAYLOTで元気いっぱい一緒に遊ぼう!
ヨーロッパなどに比べると、日本でのプレイリーダーの認知度はあまり高くありません。そもそも、プレイリーダーに求められる役割とは一体何でしょう。
プレイリーダー(プレーリーダーとも)をそのまま日本語に訳すと、「遊びの指導者」になります。
それだけ聞くと、プレイリーダーは「子どもに遊び方を教える人」と思われるかもしれません。でも、キドキドのプレイリーダーに対する考え方は、少し違います。
キドキドはプレイリーダーのことを、「あそびが生まれるきっかけをつくる人」と考えています。
あそび場に来る子どもたちにとって必要なのは、「こころ・頭・からだ」の成長に役立つ実体験です。
それを実現するためのあそびを創出し、子どもの「おもしろそう」「やってみたい」という好奇心を喚起するのがプレイリーダーの役割です。
日本国内でもプレイリーダーがいる公園や施設は他にもいくつかあります。でも、中には「プレイリーダー主導」のあそびが行われている場所も見られます。
あそび場の主役は、あくまでも子どもです。本来なら、子ども自らが遊びたいという欲求を持ち、その欲求に従って自由に遊べている状態が理想です。キドキドのプレイリーダーが心がけているのは、そんな状態をつくり出してあげること。決して先頭に立って、あそび方を指導することではありません。
もし、子どもだけであそびが成立していたら、プレイリーダーがそこに介入することはありません。プレイリーダーが常に目を配っているのは、子どもの中だけであそびが成立し、継続しているかどうか、子どもが自分のしたいことを自由を感じながらできているかどうか。そして、最低限の安心と安全が確保できているかどうかです。
それが叶わないときにだけ、プレイリーダーはあそびを生み出すお手伝いをしています。やがて子どもだけであそびが勝手に回りはじめたら、プレイリーダーはそっとその場を離れるようにしています。子どもが自分の欲求に正直に、自由にあそぶことが成長と発達のために必要だからです。
思いっきり遊べる環境が減ってしまった今、中にはあそび方を知らない子どももいます。そして、お父さん・お母さんの中には「子どもをどう遊ばせればいいかわからない」という方がいます。
最初はあそび方がわからない子どもでも、遊ぶことができないわけではありません。子どもは元来あそびの天才であり、彼らのイマジネーションは無限大です。「あそびって、こんなに楽しいんだ!」と心から思えたら、もっと自由にのびのび遊べるようになります。気がつくと大人が考えもつかないような、独創的なあそびをつくり出してしまうのです。
そのためにプレイリーダーに必要なのは、教えたりお手本になることではなく、「引き出す」ことだと考えています。まず、プレイリーダー自らが楽しく遊んで見せる。そうして子どもの「楽しそう」「やってみたい」という気持ちを引き出すのです。
さらに大切にしているのは、お父さんやお母さんが気づかなかった、子どもの新しい一面を引き出すこと。子どもの得意分野は、あそびの中で発揮されることがたくさんあります。「この子はこのあそび道具をこんなふうに使うんだ」「だったらこんなあそびを提案してみよう」プレイリーダーはこうして、子どもの得意なことを引き出して、発展させることを心がけています。
子どもの意外な才能を発見したお父さん、お母さんは、とても驚き、よろこんでくれます。
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